男性必見!お肌の美しさが仕事にプラスの影響?

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美醜が人生に大きな影響を与えるのは女性だけと思っていませんか?どうやら昨今は、男性社会においても「美しさ」が重要なファクターになりつつあるようです。

現代は美貌格差の時代?

経済学者ダニエル・S・ハマーメッシュの著書「美貌格差」によると、並み以上の容姿の人は並み以下の容姿の人より二三万ドル(約二七〇〇万円)生涯年収が多くなるといいます。

「ほう、美人は得ってやつね」とこの説に目新しさは覚えない人もいると思いますが、ここからが面白いところ、実は容姿が収入に与える影響が大きいのは女性より男性であるという考察です。

容姿が平均より上の女性は下の女性の収入を12%上回るだけですが、男性ではこの差が17%に拡大するといいます。

では整形なり美容なりで美しくなればよいのではと思いますが、残念ながら、普通程度の容姿の人が多少美しくなったとしても、かけた金額に見合う結果は得られないとしています。

 

顔立ちよりも美肌?

結局のところ、「美貌格差」というだけあり、その美しさに希少性があるからこそインセンティブが発生するわけであって、誰もが模倣できる程度のものであれば、差別化は生まれません。

「あれっじゃ男性がきれいにしても意味ないじゃん?」と思ったかたお待ちください。

資生堂が実施した「男性の肌とビジネスシーンにおける印象調査」(10月31日~11月1日、対象:首都圏在住の20~50代の女性600人・男性600人 調査方法:インターネット)によると、肌が明るいほど健康的に見られ、暗くなるほど疲れて見えるという結果になりました。

「信頼感」「憧れる」「魅力」といった項目も、肌が明るくなるにつれて好印象になるとのこと。

 

疲れた顔を女性は「要領悪そう」と思ってる!

同アンケートでは、男性に「疲れて見えなかったことでビジネスシーンで得をした経験」について尋ねていますが、毎日スキンケアをしている男性の54.3%は「仕事ができる人と思われた・扱われた」と回答しています。

「いい仕事が舞い込んだ」「仕事の重要な場面で役割を与えられた」などの回答も、スキンケアをしていない男性よりも多くみられました。

女性の回答者に疲れている男性を見て思うことを聞くと、81.0%が「気の毒に思う」、73.9%が「心配だ」、「印象が悪い・良くない」(73.5%)、「要領が悪そう」(65.0%)というネガティブな印象を持つ女性も。

まとめ

結論として、男女ともに飛び切りの美貌を持っていれば、人生において金額に換算しうるメリットを享受できるわけですが、そうではない人も、スキンケアで健康的な印象を保つことによって、魅力度や信頼度をアップすることは可能です。

化粧をする女性は多いですが(会社ではほぼ100%でしょう)、一方、スキンケアに気遣い、美肌を保つ努力をしている30代以降の男性はまだまだ少ない。

先行者利益を獲得もするためにも、美容イコール女性という考えは捨てて、積極的に取り組んでみても悪くない戦略ではないでしょうか。

【参考】

美貌格差―生まれつき不平等の経済学
ダニエル・S・ハマーメッシュ (著), 望月 衛 (翻訳)