新型コロナウイルス流行に伴い、腸内環境を整え、免疫力を高める食品として「乳酸菌」に注目が集まっています。
「毎日食べてる!」や「気が付いた時には積極的に食べている」という人も多いのではないでしょうか?しかし、ちょっと待ってください。
その食べ方では、せっかくの乳酸菌効果を台無しにしてしまう可能性が!効果を無駄にする摂り方をしていないか、いますぐチェックしましょう。
50%以上が朝ヨーグルト派?
ヨーグルトといえば、“朝食のイメージ”を持つ人が多いのではないでしょうか?『腸内改善ラボ』のアンケート調査によれば、ヨーグルトを「いつ」食べるかという質問に、50%が「朝食時」、34%の人は「夕食時」や「夜食」と答えています。
やはり、ヨーグルトは朝食べるという人が多いようです。
NG1:食前に食べる!
乳酸菌は、熱や胃酸に弱いため、胃酸が薄まる食後に食べることがおすすめです。
もしくは、胃酸に強く、生きて腸に届く乳酸菌である乳酸菌シロタ株や、ガセリ菌SP株・ビフィズス菌SP株などを選ぶと良いでしょう。
ロッテ『スイーツデイズ 乳酸菌ショコラアーモンドチョコレート』など、チョコレートで包むことで、生きた乳酸菌が100倍腸まで届く製品も発売されています。
NG2:朝食として食べる!
朝が絶対だめというわけではありませんが、より乳酸菌を効果的に摂るのであれば、夜がおすすめです。
というのも、腸の働きは、副交感神経が司っており、活発に活動する時間は、副交感神経が優位なる睡眠時だからです。
そのため、腸のゴールデンタイムといわれているのが、夜の22時~2時の間です。胃から腸まで3~4時間で運ばれるため、夕食後か、ちょっとした夜食(デザート)として摂るのがおすすめです。
NG3:自分の腸内フローラに合わない乳酸菌を取っている!
人から勧められて、一定期間、夕食後にヨーグルトを食べたにもかかわらず、特に変化を感じられなかったり、効果を感じないという人もいるのではないでしょうか?
実は、腸内フローラ(腸内細菌叢)はひとりひとり異なっています。そのため、他人には効果的な乳酸菌が、自分合うとは限らないのです。
自分の体に合った乳酸菌を摂ることが大事です。それには、一定期間、食べてみて、自分に合うかどうか判断しましょう。
今日からプラスもう1個!日本の牛乳を救うプロジェクト
コロナの感染拡大により、免疫力を高める商品が品切れというニュースを耳にした人も多いと思いますが、ヨーグルトの原材料となる脱脂粉乳は、学校給食向け牛乳のキャンセルや商業施設の休業などにより消費減少が懸念されています。
農林水産省は、酪農家を支えるため、牛乳やヨーグルトを普段より1本多く消費することを推進する「プラスワンプロジェクト」を2020年4月21日より開始しています。農林水産省のHPよりの抜粋となりますが、
生乳生産にあたっては、乳牛の病気を防ぐため搾乳し続ける必要があり、工場で生産される産物と違って、生乳の生産量は短期的にコントロールできません。
このため、生乳の廃棄といった食品ロスを生じる事態や乳牛を減らすことなく、この難局を乗り切るために、お買い物の際に牛乳やヨーグルトを普段より1本、特に育ち盛りの方は更にもう1パック多く購入いただければ、酪農家への応援につながります。ぜひ皆様方の御協力をお願いいたします。
とのこと。乳酸菌は免疫力を高めることに間違いありません。多くの人が大変な思いで生活していると思いますが、私たちの毎日の健康を支えてくれる乳牛達のためにも、今は朝、夜と1日2回食べてもいいかもしれません。
以上、乳酸菌の効率の悪い摂り方をご紹介しましたが、いかがでしょうか?せっかく健康効果が高い乳酸菌です。効率よく摂取して、コロナに負けず、健康に過ごしたいですね!
【参考】
※ ヨーグルト消費増も減らぬ原料在庫の怪 – 日本経済新聞社(電子版2020/03/25)
※ 日本の牛乳を救う「プラスワンプロジェクト」緊急スタート! – 農林水産省
※ ヨーグルトの食べ方・選び方大調査 朝食べる人が半数、夜ヨーグルトダイエットにも注目 菌で選 ぶ人が増えている!? – @PRESS
※ ヨーグルトは夜がオススメ!夜ヨーグルトダイエットmicrodiet.netレポート – PRTIMES
※ 腸内フローラはひとりひとり異なるから、自分に合う乳酸菌も異なる- 乳酸菌効果
アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカー 飲むヨーグルトモード 温度調節機能 付き IYM-013
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
ヨーグルトメーカー
価格: ¥5,533
最近のコメント