美容整形の真実!美しく変身しても幸せを感じられない人もいる?

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コロナの影響により、うちの業種は絶望的!という人が多い一方で、新型コロナウイルスによって、注目を集めている業界もあります。

ニュースで話題になっている“美容整形”業界。マスクを1日中着けていることが当たり前になり、テレワークを導入する企業が増加したことで、整形してもバレにくい状況なのだそう。

実際のところ、社内の噂話で、隣の課の○○さんは整形らしいなどとまことしやかに話題になっても「そういうこともあるかもな」と納得してしまうぐらい、一般化しつつある美容整形。

機会があれば自分もやるかもとひそかに考えている男性も少なくないようです。

美しくなることで生活の質が向上することは、大変望ましいことですが、中には、整形しても喜びを感じられない人もいるのでご注意を。

ZOOMの影響で海外でも美容整形が増加傾向?

美容整形の増加は、日本国内のみならず、海外でも増加傾向のようです。今、話題になっているZOOM会議や飲み会の増加によって、客観的に自分の顔を見る機会が増えたのが原因ではとのこと。

たしかに映り方によっては自分の顔に「ギョッ」としてしまうのはよくあることです。
ハーパーズ バザー・オンラインの記事によると、

新型コロナウイルス感染拡大防止による“Zoomブーム”の影響で、自分の外見を変えたいと思う人が増えているようです。イギリスの有名美容整形医師たちによると、テレビ電話のプラットフォームの利用が増えたことで、自分の容姿を以前よりも気にするようになり、不満に思う人が増え、美容整形への関心が高まっているという。

「かつてないほどカメラを使うようになり、アプリで外見が細かくチェックされるという“ザ・Zoomファクター“が要因で、プチ整形や整形に関する問い合わせが急増。テレワークが長期間続きそうだと気づいていて、夢の整形プランを今たてたいと思っている人が多いのです」

「外見を意識させるプラットフォームが登場すると、必ず整形の動機付けになります」。携帯でセルフィーを撮るようになった時もそうだったし、インスタグラムやスナップチャットが登場した時もそうだった。ライブのテレビ電話だと奥行きが加わるため、静止画の場合より問題点がより目立つので、余計に気になるのです。

医師による診察の際(もちろん、Zoomを使って)、患者が容姿の不安として語っているポイントがこれまでと違って、鼻などカメラに一番近いパーツをあげる傾向があるという。「その部分が、Zoomだとよりバランスが悪く見えるのです」とのことです。

引用: Harper’s BAZAAR UK

美容整形したい派41%

ところで、実際に美容整形を受けたいと思っている人はどれくらいいるのでしょうか?

美容外科『東京イセアクリニック』では、16歳~69歳の男女900名へ【美容整形に関するアンケート調査】を実施しています。

昨年、有名女性タレントが輪郭矯正の整形手術を行なったことを公表するなど、整形に対する世間の価値観の変化も背景に比較的肯定的な意見が多くなっているようです。

アンケートによると、美容整形に対して、「ポジティブ・好意的(53.4%)」が「ネガティブ・否定的(46.6%)」を上回っています。

【年代別】ポジティブ(男女回答)
10代59.3%、20代62.7%、30代52.0%、40代54.0%、50代49.3%、60代43.3%

【年代別】「美容整形に好意的」
男性最多は10代(57.3%)、女性最多は20代(73.3%)で7割を超える結果に。

【美容整形したい派】
41.1%と4割超え。一方で「今も将来も整形したくない」は58.9%と約6割。

【顔で整形したい個所】
最多に「目」(33.2%)。世代・性別によって整形したい個所に変化も

【男性】
10代~50代1位に「目」。60代になると「皮膚のたるみ」が最多に
【女性】
10代・20代1位に「目」と先天的な個所に比べ、30代以降は「シワ・シミ・
たるみ」と後天的な個所へ変化します。

【絶対に整形をしたくない理由】
最多に「手術費用への懸念(43.6%)」、次点に「失敗するのが怖い(34.7%)

40代男性の整形したい箇所ランキング

40代男性は、年齢的にシワやシミ、たるみの改善に興味の高い世代です。

  1. 目・・・・・・・・・35.7%
  2. シワの改善・・・・・25.0%
  3. 鼻の整形・・・・・・17.9%
  4. 鼻の注入・・・・・・14.3%
  5. シミ取り・・・・・・14.3%
  6. 皮膚のたるみ・・・・14.3%
  7. ほくろ除去・・・・・10.7%
  8. 目元の注入・・・・・14.3%
  9. 小顔形成・・・・・・ 3.6%
  10. 脂肪吸引・・・・・・ 3.6%

30代男性の整形したい箇所ランキング

30代男性は、よりイケメン度アップのために整形をしたいと考えているようです。

  1. 目・・・・・・・・・22.6%
  2. 目元の注入・・・・・22.6%
  3. シワの改善・・・・・19.4%
  4. 鼻の整形・・・・・・19.4%
  5. 鼻の注入・・・・・・12.9%
  6. ほくろの除去・・・・12.9%
  7. 皮膚のたるみ・・・・ 9.7%
  8. シミ取り・・・・・・ 6.5%
  9. 小顔形成・・・・・・ 3.2%
  10. 脂肪吸引・・・・・・3.2%

加齢とともに「美貌格差」を実感するように?

ちょっと面白いのが、外見、内面のどちらが重要かというアンケートについて、年齢があがるにつれて、外見重視の傾向になります。

男性10代が「外見が重要」と回答したのが、40%に対して、60代男性はなんと73.3%が「外見が重要」と答えています。

人生経験を積むに従い、「美貌格差」という真実にたどり着いたのかもしれません。

美容整形はメンタルに効果的?

賛否両論のある美容整形ですが、美容整形に関する論文によると、整形は、精神的にポジティブになる良い効果が高いとのこと。

ドイツ・ボーフムの大学の研究によると、整形手術を受けた患者544人と、手術に興味を持ったが最終的には受けなかった264人の比較で行われました。

術後3、6、12ヵ月でのアンケート調査の結果、不安、対人恐怖症、うつ病、目標達成、人生の質、生活の満足度、魅力、心身の健康、幸福、自己効力感の各項目において、手術を受けた方が満足感や肯定的な成果を得られていることが明らかになりました。

複雑な人間の心理「自尊心の高い人」は術後「自尊心が低くなる」?

一方、フェイスリフトの術後と患者の自尊感情の関連についての研究によれば、術前の自尊感情が低い患者は術後には自尊感情レベルが上がり、平均的な患者では変化がなく、高い患者では下がっています。

この調査で、平均8.9歳は若返ったと感じていますが、自尊感情と手術の結果に直接の関係は見られていません。

フェイスリフトは、比較的効果が他人からもわかりやすいため、もともとの自尊感情の高い人は、「変えてしまった後ろめたさ」をより感じるのかもしれません。

まとめ

以上、今話題の美容整形について考えてみました。美容整形は、生活の質を向上する良い面がある一方で、受けた後に「後ろめたさ」や「罪悪感」を感じる人もいるようです。

美容整形というと女性のものというイメージでしたが、これからは、男女、年齢を問わず美容整形はメジャーな美容になっていくのかもしれませんね。

新しいことを始めるには、何事もリテラシーが重要です。軽はずみな整形から、心の病を患い、さらなる生活の質の低下を招いては、本末転倒です。

せっかくリスクを冒して、きれいになるのですから、自分はどちらのタイプかよく考え、後悔しないようにしたいですね。

コロナで需要が伸びた“美容整形”業界。人気の施術は?- 日刊SPA!

Zoomなどのビデオ通話の影響で、美容整形に関心を持つ人が急増中! – ハーパーズ バザー・オンライン

Well-Being From the Knife? Psychological Effects of Aesthetic Surgery – Clinical Psychological Science 

【美容整形に関するアンケート調査】 – 『東京イセアクリニック』 – PRTIMES