最近、物忘れがひどい。久しぶりに会う同僚の名前が思い出せない、買い物に行っても、仕事でも、凡ミスや連絡ミスなど、うっかり忘れていたことから生じる失敗。
まだまだ若いのにこの調子じゃ先が思いやられると溜息をつく前に、食生活を見直してみてはどうでしょうか?
地中海式ダイエットで脳を元気に
物忘れの原因は、睡眠不足や遺伝、身体活動のレベル、およびライフスタイルや環境要因の可能性が。加えて、食生活も脳の健康に大きな役割を果たしていることを思い出してください。
記憶機能を高める最善の策は、脳の血流を促進すること。最近の研究では、地中海式ダイエットが脳の老化予防に役立つということがわかっています。
地中海式ダイエットとは、ギリシャや地中海沿岸でみられる伝統的な食習慣や食事スタイルのこと。新鮮な野菜と果物、魚介類、全粒穀類、そしてオリーブオイルやくるみに含まれる不飽和脂肪酸を常食する食事スタイルです。
これらの食品は、認知や記憶、注意力の機能を高めることに密接に関連していることがわかっています。
毎回の食事に加えることで記憶力を強化・野菜
十分な野菜、ブロッコリー、キャベツ、暗い葉物野菜など、特にアブラナ科のものは、記憶力の改善に役立ちます。生のケールサラダ、ブロッコリーの炒めものなど、ランチやディナーの副菜におすすめです。
フラボノイド豊富な果物が記憶機能を改善
果実、サクランボ、ブラックベリー、ブルーベリーやサクランボなど、色の濃い果物は記憶機能を高めるといわれています。
アントシアニンとフラボノイドが豊富に含まれているためです。果物を使ったパイやケーキ、デザートで食べるのもありではないでしょうか。
もしくは、凍結してシャーベットにしたり、ドライフルーツなども手軽に食べられそうです。
サーモン、マグロ、イワシやニシン・オメガ3脂肪酸をとろう
脳の健康に不可欠な、オメガ-3脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)は、健康な若年成人の記憶力を高めるといわれています。
自分だけでなく、成長期の子供にも積極的に取らせたいもの。血液中に高いレベルのDHAを保持している場合、より効率的に脳が働くことがわかっています。
DHAは、シーフード、藻類および脂肪酸魚 – サーモン、マグロ、イワシやニシンなどに多く含まれています。脳が疲れていると感じている人は、DHAが豊富な魚中心の食事にしてみてはどうでしょうか。
どうしても、肉中心の食事がやめられない場合は、魚油、海藻や微細藻類サプリメントからのオメガ-3脂肪酸を取り入れてみましょう。
くるみが脳の血流を改善
植物性オメガ3脂肪酸であるαリノレン酸(ALA)がナッツ類でもっとも多く含まれるといわれる、くるみは、高血圧者の血圧を改善するほか、心臓病、がん、脳卒中、糖尿病、肥満など、生活習慣病の予防効果もあるといわれています。
また、ワーキングメモリを改善する。3時のおやつ代わりに、クルミを食べたり、サラダに追加したり、野菜炒めに加えてもいいかもしれません。
まとめ
これらの食品は、脳に良いだけではなく、健康な心臓と身体をサポートすることがわかっています。地中海式ダイエットを実施したからといって、短期間で劇的に記憶力が向上するということはないかもしれません。
しかし、さまざまな研究結果から、地中海式ダイエットは、長い時間をかけて生涯の健康をサポートすることが証明されています。手軽に取り入れられるものから始めてみてはどうでしょうか。
【参考】
くるみ 1kg 生 令和元年産 アメリカ、カリフォルニア産 (無添加 無塩) 1kg チャック袋入り アシストフード
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