なにもしないスキンケアってどうなの?40代男の肌悩み

メンズ美容

スキンケアは、やっても意味がない、いやいや若い頃からしっかりケアすべき、などと喧々諤々、いろいろ意見ながネット上で飛び交っています。結局どちらがいいのでしょうか?

男なので、今まで自分は何もしてこなかったけど、40代になって最近、肌の乾燥や小じわが気になる。スキンケアをするべきかどうか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

男性の4割はスキンケアしている

ネットリサーチのDIMSDRIVEが、「男性のスキンケア」についてアンケートを行っています
(調査:2019年1月11日~1月25日 対象:DIMSDRIVEモニター3,931人)。調査の結果、スキンケアをしている女性は9割程に対して男性では4割程でした。

また、『1日1回以上』スキンケアをしている女性は83.1%、男性は28.8%です。年代別で見ると、女性は60代、男性では20代がスキンケアをしている割合が最も高く、 40代男性は、41.5%、30代では、52.4%と年齢が若くなるに従って、スキンケア率は増加傾向になります。

男性が使用しているスキンケア用品とは?

使用しているスキンケア用品で最も多かったのは「洗顔料」の45.2%。次いで「化粧水・ローション(フェイスケア)」33.3%、「乳液・保湿クリーム(フェイスケア)」33.3%、「ハンドクリーム」29.9%、「リップクリーム」22%と続いています。

女性と異なり、男性は、スキンケアに興味あり、洗顔料、化粧水、乳液を日常的に使用している層と、石鹸で顔を洗う意外に何もしないという層の2極に分かれるのかもしれません。

実際のところスキンケアって必要なの?

ネットでも話題になったyou tuber 、daigoさんの「高級品ほぼ意味ナシ!本当に効くスキンケアとは」では、皮膚科医が認める商品は「日焼け止め」と「保湿剤」の2つとのこと。

本当に大事なスキンケアは、日焼け止めと保湿剤のみ。それ以外は要らないということです。

皮膚科医が認める有効なアンチエイジング効果(皮膚を若々しく保ってくれる)のある商品は日焼け止めと保湿剤だけです。

このふたつを毎日使っているだけでも、もともと人間の皮膚にはターンオーバーがあり入れ替わっていくものなので充分な効果があるとされています。

何もしないと老化していくというよりは、むしろ、余計なことはしないで人間の皮膚のそのもともとの性質を助けてあげるような事をしてあげるだけで充分です。

外に出ると陽にあたりますから、その時に皮膚がダメージを受けてしまいます。その外からのダメージをまず防ぐためにまず日焼け止めを使いましょう。

そして、乾燥を防ぐために保湿剤を使いましょう。保湿剤といっても高いクリームを塗る必要はなく要するに油で皮膚の上に膜をつくってあげましょうという事です。
このふたつだけです。

引用:「高級品ほぼ意味ナシ!本当に効くスキンケアとは」

これは、米国皮膚学会(AAD)が発表している「経済的なスキンケア7の助言」から得た内容のようです。この助言は経済的なという注釈がついているように米国皮膚科学会(AAD)がお金をかけずにスキンケアするヒントとして紹介しています。

スキンケアを経済的に行うために、AADが勧めるヒントは以下の通りです。

【スキンケアのコスト節約のヒント】

最も効果的な製品を選ぶため、配合成分に注意を払う。例えば、にきびになりやすい肌には過酸化ベンゾイルまたはサリチル酸配合の洗浄剤を、また小じわにはレチノールを含む製品を選ぶ。

日焼け止めの入った保湿剤など、二つの効果が認められる製品の使用が勧められる。日焼け止めは広域スペクトルでSPF30以上のものを確認する。

スキンケア製品を使う前と就寝前には皮膚を洗浄する。洗浄により汚れや油脂、老廃物を除去することは、毛穴の詰まりや吹き出物の予防に役立つ。

保湿剤は、洗浄後皮膚がまだ湿っている間に使うのが効果的。顔に使用する保湿剤はオイルフリーまたはニキビを誘発しないような製品を選ぶ。

使う製品の数を制限する。特にアンチエイジング製品は、何種類も使うと皮膚に刺激を与え、老化の兆候を目立たせる傾向がある。

戸外に出る前には日焼け止めを塗り、数時間ごとに塗り直す。水泳後や汗をかいた後は、すぐに塗り直す。

ワセリンを使う。ワセリンは安価だが、乾燥肌や爪の保湿、浅い傷の手当てなど、幾つかの使い方がある。ただし、顔に使うとにきびの原因になることがある。

引用:経済的なスキンケア7の助言を公表【米国皮膚科学会】

過剰なケアは必要ないがスキンケアはするべき

米国皮膚学会は、スキンケアの推奨は、しているようですので、日焼け止め、洗顔料、保湿化粧品(化粧水・乳液等)は、したほうがお肌に良いということになるかと思います。

ただし、スキンケアのアイテム数はそれほど多くは必要ないということでしょうか。最低でも日焼け止めは塗りましょう。洗顔したら、保湿はしましょうということのようです。

また、皮膚のタイプ(敏感肌、普通肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌)に合わせた製品を選ぶことも大切と強調していますので、なんでも良いというのではなく、自分の肌にあった成分の化粧品を適時(その時の肌の状態に合わせて)使用したほうが良いようです。

化粧品の金額は、配合される有効成分、成分量によって金額が高くなる傾向があります。

高級品だから無駄ということではなく、自分の肌に合う成分であれば、肌質が改善される可能性もあり、それに対する価値をどのように判断するかという問題になりそうです。

スキンケアのマストアイテム

スキンケアのマストアイテムは、洗顔料、保湿化粧品、日焼け止め、日焼け止めを落とすクレンジングです。

この4つのアイテムをとりあえず揃えれば良さそうです。日焼け止めは洗顔料で落とせるものもありますが、油脂系クレンジングオイルは、1つあっても毛穴ケアにも使えますので、おすすめです。

スキンケアをこれまでしていない男性で、肌悩みが増えてきた(しわ・しみ)という人は、スキンケアを半年ほどチャレンジしてみてはどうでしょうか。

尚、化粧品は医薬品ではありませんので、しわやしみがなくなるという効果はありません。改善を望むのであれば、医薬部外品を選びましょう。

金額の目安は?

同調査によると、1ヶ月あたりのスキンケア購入費用は、「500円~1,000円くらい」が27.8%で最も多いとのこと。

次いで「500円以内」23.5%、「1,000円~2,000円くらい」17.9%と続いています。

男性の6割以上の人は1,000円以内で済ませているのに対し、女性は1,000円以上の割合が高く、年代が高くなるにつれて費用をかけている傾向があるようです。

どんな化粧品を選ぶ?男性と女性の肌の違いは?

化粧品について、男性が女性の化粧品を使用してもまったく問題はありません。ただ、男性と女性は肌質が異なります。

ポーラの研究によると、男性は女性と比較して水分蒸散量が2倍、水分量が1/2以下皮脂が約3倍、とありますので、水分量が不足気味の男性は保湿重視の化粧水がおすすめです。

おすすめのお手軽化粧水

無印良品化粧水・敏感肌用 400ml

とにかく男性に大人気の化粧水といえば、無印化粧水です。ネットで一番人気かもしれません。成分的に刺激がの少なく保湿重視の化粧水のようですので、一度使ってみてもいいかもしれません。

 

ナチュリエ スキンコンディショナー ハトムギ化粧水(500ml)

とにかく安い。ハトムギ化粧品のため、刺激が少なく、ハトムギエキスが抗炎症効果が期待できそうなので、肌荒れしやすい男性にもおすすめです。

ロート製薬 メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水(170ml)

皮脂抑制効果も期待できるビタミンCの化粧品です。
お肌のベタつきや大人ニキビが気になるひとは、安定化ビタミンⅭが配合された化粧品がおすすめです。

まとめ

これからは夏なので、ベタつきが気にる季節です。洗顔したあとしっかり保湿を行えば乳液は必要ない季節ではないでしょうか。

最近では男性もスキンケアに対する意識が高まっています。人気のある化粧品がありますので、手頃な価格のものから試してみてはどうでしょうか?

 

【参考】

経済的なスキンケア7の助言を公表【米国皮膚科学会】

高級品ほぼ意味ナシ!本当に効くスキンケアとは – Mentalist DaiGo Official Blog

「男性のスキンケア」についてアンケート – DIMSDRIVE

ポーラ化成が男性の肌を徹底調査 – 株式会社ポーラ・オルビスホールディングス