非常事態宣言下の外出自粛やリモートワークによる運動不足とストレスで、大きくなってしまった体を元に戻そうとダイエットに励んでいる人もいるのではないでしょうか?
しかし、大好きなお酒だけはやめられないず、「せっかくダイエットをしてるのに・・」と葛藤を抱えている男性も多いはず。安心してください。
アルコールとおつまみの種類を選べば、ダイエット中にアルコールを飲んでも、それほど気にすることはありません。
アルコールは1gあたり7kcalと意外に高カロリー?
アルコールは、1g当たり7kcalありますが、エンプティカロリーのため、人間の体に蓄えられないカロリーです。そのため、摂取すると、すぐに熱として発散されます。
しかし、ビールや日本酒、ワインなどは、醸造酒は、タンパク質や糖質などアルコール以外の栄養素が含まれているため、これは体に蓄積されるカロリーになります。
一方、蒸留酒の焼酎やウイスキー、ウオッカなどは、アルコールのみのため、カロリーは蓄積しません。つまり、蒸留酒を選べば、カロリーを抑えられるということです。
エンプティカロリーの蒸留酒でも太らないというわけではない?
しかし、アルコールのカロリーは蓄積しませんが、アルコールを分解する肝臓は、処理能力が決まっています。
つまり、アルコールを分解している間は、それ以外のカロリーの消費(おつまみやアルコール以外の成分)は後回しになり、余ったカロリーは脂肪として蓄積されるとういことです。
キリンビールのHP、『アルコール処理の時間』によれば、一般に体重60~70kgの人のアルコール処理能力は1時間に純アルコール約5gです。純アルコール5gは、ビールなら、中ビン1/4杯、ウイスキー、シングル1/2杯です。
蒸留酒でも、沢山のめば、その間のおつまみのカロリーは蓄積されます。エンプティカロリーだからと安心せずに、おつまみのカロリーを考慮し、お酒は少なめにしましょう。
レモンサワーとハイボールどっちを飲むべき?
レモンサワーもハイボールもどちらも蒸留酒を使ったドリンクです。カロリー自体は、焼酎のほうが、少ないのですが、レモンサワーは、お酒とサワーの割合が2:3、ハイボールは、1:4が黄金比です。
焼酎のほうが一杯あたりの酒量が多いため、カロリーは、ほぼ同じかやや高いぐらいでしょうか。ただ、忘れてならないのが、サワーに入れる果汁です。
レモンやグレープフルーツの果汁は、糖分が多いため、その分ハイボールよりも高カロリーになります。よって、ダイエット中は、ハイボールのほうがおすすめです。
お酒を割るのは無糖ソーダにしましょう。また、飲み過ぎを避けるためにも、チェイサー(お水)を用意し、交互に飲むようにしましょう。お水を飲むことで、翌日のむくみ予防にも効果があります。
飲んでいる最中のつまみは高ビタミン・高タンパクな食品を選ぼう
アルコールを飲んでいる時は、つまみは、カロリーを抑え、肝臓の働きを助ける高ビタミンかつ高タンパクな豆腐や枝豆、発酵食品のキムチや漬物、チーズなどを食べましょう。
間違っても揚げ物など食べるのはNG。どうしても、ボリューム感のあるものが食べたい場合は、高たんぱく、低脂肪の赤身のお肉などは、おすすめです。
以上、ダイエット中の飲み会で、余計なカロリーを取らないためのドリンクとおつまみを紹介しましたが、いかがでしょうか?
ちょっとした工夫で、せっかく落とした体重を、元に戻さず、大好きなお酒も楽しめます。なにかと我慢の多い外出自粛生活ですが、家でおいしくハイボールを楽しみたいですね!
【参考】
※ 公益財団法人日本栄養士会
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