アスリートも注目!昆虫は究極のアンチエイジングフード?

ダイエット

近年、毎年のように日本を襲う地震、大規模台風災害、世界規模の感染病の発生などで、国内の食料供給に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

実は、食糧問題は、地球規模の人口増加により、世界的に深刻な問題になっています。その中で、注目を集めているのが昆虫食です。

この昆虫食、食糧危機を救うだけでなく、健康に気遣う人達にとっても美味しい?食材になる可能性が!

国連も注目!昆虫が世界を救う

世界は爆発的な人口の増加によって食糧の確保が喫緊の課題になっています。そこで、国連食糧農業機関が注目したのが、昆虫食です。

昆虫は、大きな家畜を育てることに比べ、少量の飼料で生産できるからです。

やっぱり見た目は気持ち悪い?

見た目はややグロイですが、実際のところ味はどうでしょうか。イナゴはエビの殻の味に似ているそうです。ちょっと食べたくなりましたね!
『食べられる虫ハンドブック』(内山昭一/著、21世紀の食調査班/編集、自由国民社/刊)から、昆虫食専門家である内山さんが選んだ、「うまい昆虫ベスト10」をご紹介しましょう。

1位 カミキリムシ(幼虫)
バターの食感。味はマグロのトロ。

2位 オオスズメバチ(前蛹)
鶏肉や豆腐に似た風味。「フグの白子以上」との評価も。

3位 クロスズメバチ(幼虫・蛹)
甘露煮をご飯に混ぜると、うなぎ丼の風味。

4位 セミ(幼虫)
ナッツ味。

5位 モンクロシャチホコ(幼虫)
上品な味わい。旨みも濃い。

6位 タイワンタガメ(成虫)
洋ナシの香り。

7位 トノサマバッタ(成虫)
見た目にも食べやすい。

8位 カイコ(卵)
プチプチした食感「トンブリ以上」

9位 クリシギゾウムシ(幼虫)
香ばしいとのこと。

10位 ヤママユ(蛹)
香ばしくてほっくりした食感。

初心者にはバッタがおすすめ

美味しそうな昆虫が並んでいますが、初心者にはハードルが高そうです。見た目から、比較的食べやすそうなのはバッタ、セミあたりでしょうか。

昆虫食専門の会社であるTAKEOのライター裕さんによると、最初は苦手だった昆虫を半年、食べ続けた結果、自然に慣れて、普通に美味しく感じるようになったとのことです。

昆虫の栄養価は高い

昆虫の栄養素は、種類により栄養価は異なりますが、おおよそ60~70%がたんぱく質です。

そのほか、鉄やマグネシウム、カルシウム、亜鉛などのミネラル、n-3系、n-6系の多価不飽和脂肪酸、不溶性食物繊維としてのキチンなどを含み、栄養価の高い食品として注目されています。

国連食糧農業機関の報告書によると、100グラムあたりのタンパク質の含有量は、牛が19~26グラムであるのに対し、バッタは35~48グラムと牛を上回っています。そのため、アスリートの間でもスーパーフードとして、注目を集めています。

まとめ

昆虫は高タンパク、低脂肪、高カロリーで、アミノ酸を多く含んでおり、バランスの良い優秀な食材ということがおわかりいただけたかと思います。

ダイエッターや健康に気を遣う人は、コストパフォーマンスの優れた次世代のスーパーフードとして、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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【参考】
『物性タンパク質源である昆虫食のエネルギー的可能性』 – オオニシ タクヤ – KEIO SFC             JOURNAL Vol.17 No.1 2017
※ 『虫を食べる人々』 –  三橋淳 – 平凡社
※ 『食べられる虫ハンドブック』 – 内山昭一/著、21世紀の食調査班/編集 – 自由国民社
『Edible Insects – Future prospects for food and feed security』 – FOA – FAO FORESTRY PAPER17

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