汗をかく季節になると、冬の間はそれほど気にならなった毛穴が、目立つように感じませんか?。気になりだして、鏡でよくみると、鼻の頭にブツブツと黒い点が。
さらに頬にも毛穴が目立つように!これって美容でなんとかできるのでしょうか?
20代・30代男性は毛穴に悩んでいる
男性のための総合美容クリニック、ゴリラクリニックの実施した『お肌の悩み・メンズスキンケア事情』のアンケート結果によると、「毛穴の悩み」が20代男性は4位、30代男性は3位に入っています。
また、ゼネラルリンクが、毛穴ケアに関して、全国の男女に対して、インターネット調査を実施致しところ、なんと80.5%は鼻の毛穴を気にしていることが明らかになりなっています。男女を問わず、多くの人が、自分の鼻に悩みを抱えているといってよいでしょう。
みんなの毛穴の対策どうしてる?
多くの人が悩んでいる毛穴ですが、実際のところ約半数48%の人は毛穴ケアは「なにをしたらいいかわからない」とのこと。
実際行っている美容方法
- 毛穴パックを使う 17.7%
- 毛穴専用化粧水(オールインワンを含む)を使う 12.9%
- ホットクレンジングを使う 9.0%
- 酵素洗顔を使う 7.5%
- 蒸しタオルを使う 6.0%
- 冷えた氷などで引き締める 4.8%
- エステに通う 3.9%
- その他 3.6%
毛穴が目立つ原因とは?
毛穴は皮脂や汗の出口です。肌の一部ですから、他と同様に新陳代謝を繰り返しています。
古い角質や汚れが毛穴から排出されずにたまってしまうと、固い塊(角栓)が、皮脂の出口を塞いでしまうため、黒ずみや炎症などの酸化へと進んでいきます。
そして加齢と共にハリが失われ、緩んだ大きな穴として表面化してくるのです。毛穴は皮脂を分泌する穴なので、皮脂分泌の多い暑い夏の季節や10代-20代の若い世代、生来、脂性気味の肌はその分、毛穴が広がりやすいという特徴はあります。
このように、白毛穴⇒赤毛穴⇒黒毛穴⇒毛穴の開きと、段階によって毛穴のタイプが異なっています。
お悩み毛穴の種類
- 白毛穴(皮脂や角栓が詰まった状態)
- 赤毛穴(角栓が炎症をおこして、ニキビになっている状態)
- 黒毛穴(皮脂や角栓が酸化している状態)
- たるみ毛穴(加齢により肌の張りが失われている状態)
- メラニン毛穴(摩擦や日焼けにより、毛穴が黒または茶色になっている状態)
NGなお手入れ方法とは
毛穴対策でのアンケートで、回答が最も多かった毛穴パックは、主にシートタイプとクリームタイプの2種類あります。
使い方は、鼻に塗ったり、貼ったりした後、数分置き、角栓を剥がしとるタイプです。
シートに剥がしとった角栓がついて見えるので、爽快感はありますが、角栓をとった穴の跡が残ったり、逆に皮脂の分泌が過剰になってしまったりと肌への負担が大きく、お勧めはできません。
おすすめはオロナインH軟膏を使った鼻パック!
角栓を無理やり、剥がしとるのはお肌へのダメージが大きいのでNGですが、角栓を乳化させて(溶かして)、洗い流すという方法はOKです。
角栓のつまりが原因の白・黒毛穴におすすめです。角栓を溶かす専用のジェル(ホットクレンジング)など販売されていますが、家庭にあるオロナインH軟膏で代用可能です。
オロナイン軟膏にはワセリンやオリーブ油が含まれていて、汚れを浮かせて取ることができます。
オロナインを鼻に塗り10-15分後にぬるま湯で洗い流します。そのあとは、化粧水で毛穴の引き締めと保湿を行いましょう。お肌の保湿をしっかりと行うことによって、きめが整い、お肌にはりがでます。そのため、たるみ毛穴の予防になります。
オロナイン軟膏は刺激が強いので、2週間に一度のスペシャルケアとしましょう。
毎日毛穴ケアしたい場合は?
2週間も何もしないと角栓が育ってしまう!と不安な方は、メイク落とし用の油脂系クレンジングオイルでマッサージするのがおすすめです。
お風呂に入るときに、オイルを塗って(顔はぬらさない状態でオイルを塗ってください)、そのまま湯舟に5分から10分ほどうつかり、毛穴を柔らかくし、優しくマッサージします。その後、洗顔で洗い流してください。酵素系の洗顔フォームを使用するとさらにさっぱりします。
こちらは刺激が少ないので、毎日行ってもOKです。
おすすめのクレンジングオイル
毎日のマッサージにおすすめのクレンジングオイルは、オリーブ油やアルガンオイル、スクワランオイルといった動物又は植物性の油を使用したクレンジングオイルです。
人の皮脂と成り立ちが似ていて、お肌に負担が少なく、肌なじみの良い成分です。他のクレンジングオイルと比較すると、比較的高額な商品が多いため、その点はデメリットですが、毛穴ケアの場合、顔に塗って、ある程度の時間置きますので、刺激の少ない油脂系がおすすめです。
また油脂の場合、洗顔のすすぎが甘く、多少クレンジオイルが残ってしまったとしても、皮脂と似たような成分として働くので、肌の乾燥を防いでくれます。敏感肌や乾燥肌の方でも使えるオイルといえるでしょう。
油脂系オイルに含まれる成分
- オリーブオイル
- ホホバオイル
- トウモロコシ胚芽油
- アルガンオイル
- スクワランオイル
お手軽!油脂系クレンジングオイル
原料が高いため、鉱物系やエステル系のクレンジングオイルと比較して、価格が高い油脂系クレンジングオイルですが、お手頃な価格のものもありますので、参考までにご紹介します。※順不同
クレパシー:クレンジングオイル(コウゲイシャ)
◆参考価格:1600円(税抜)/200mL
天然ビタミンハーブオイルとアミノ酸クレイで出来た天然由来率99%のクレンジングオイル。超微粒子クレイ配合で毛穴奥の黒ずみ、汚れをしっかりと吸着。ダブル洗顔不要。
- オリーブ果実油
- パルミチン酸エチルヘキシル
- ポリソルベート85
オイルクレンジング・敏感肌用(無印良品)
◆参考価格:950円(税抜)/200mL
オリーブ油をメインに、オイル成分の100%を植物性で仕上げた肌にやさしいクレンジングオイルです。・無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済み(すべての方にアレルギーが起きないわけではありません)
- オリーブ果実油
- パルミチン酸エチルヘキシル
- テトラオレイン酸ソルベス-30
おひさまでつくったクレンジングオイル(エリデン)
◆参考価格:1,650円(税抜)/150mL
美肌成分(スイゼンジノリ多糖体他)配合でスキンケアしながらメイクをオフできます。防腐剤無添加・鉱物油無添加・着色料無添加・香料無添加・エタノール無添加・シリコン無添加、日本産の米ぬか油を主成分としたお肌に優しいクレンジングオイルです。
- コメヌカ油
- トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル
- スイゼンジノリ多糖体
まとめ
多くの人が悩む毛穴のケア。毛穴の改善はお肌のトラブルの中でも意外に難しく、一度ではきれいになりません。
継続的なケアが必要のようです。角栓⇒溶かす⇒しっかり保湿を繰り返し行うえば、肌も必ず変わってくるはず。
また、毛穴トラブルは、実は毎日の食生活も少なからず関係している可能性も。男性は比較的揚げ物やお肉が多く、野菜不足の人が多い印象があります。
お肌に良いビタミンA・C・E+αのアプローチで食べるケアも取り入れれば、さらに良い状態になること間違いありませんね。
【参考】
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