「松岡修造」のイメージといえば、熱い応援。現役時代は、ウインブルドンのベスト8入りを達成するなど、偉大な功績を残してきました。
引退後は、スポーツキャスターとして「熱血キャラ」が浸透し、新入社員による理想の上司ランキングでは3年連続で1位を獲得。日本の応援団長として活躍しています。
今は、新型コロナウイルスに起因する環境の変化や、経済状況の悪化などにより、これまで以上にストレスや不安を感じている人が多いと思います。
一生懸命頑張っているけど、思うようにならない(成果の出ない)そんなときは、多くの人が、「元気づけられたい!」「ほめられたい!」と思っているはず。今回は、自分も周りも元気になれる「ほめる効果」について考えてみたいと思います。
ほめられるのが嫌いな人はいない
例えが古くて恐縮ですが、連合艦隊司令長官、山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」とは、至極名言。
「ほめることは」モチベーションアップにつながります。株式会社サーベイリサーチセンターが実施した『職場における“ほめる効果”に関するアンケート』によれば、80.7%と半数以上が“ほめられるとやる気が出る”との結果に。
年代別にみると20代で高く、“叱られるとやる気が高まる”人は22.0%にとどまっています。
とりあえず「ほめておこう」は間違っている?!
ほめられることに多くの人は肯定的ですが、中には、そのほめ方に不満を感じている人も。
同調査では、“ほめ方に不満”の理由として、“口先だけでほめる”(40.9%)、“そもそもほめない”(33.8%)、“公平にほめない”(27.3%)、“気まぐれにほめる”(24.7%)が挙がっています。
ほめる=やる気がでる(喜ばれる)は、間違いありませんが、適当にほめたり、思ってもないことをほめたりするのは効果的とはいえないようです。
ホメトークのマジックワードは「いつもありがとう」・「頑張ってるね」
ほめるきっかけや相手に不満を感じさせないようにほめるにはどうしたらいいのでしょうか?同調査によれば、どんな「ほめ言葉」をもらえるとうれしいと思うかを尋ねています。
「“さすがだね”など、ちゃんとやっていることを見ていてくれたことがわかる言葉」(20代・女性・民間)や「ひとつの仕事の背景まで把握した上で、労いの言葉をもらえると嬉しい」(20代・女性・公務)「工夫したことやその姿勢を認めてもらうような言葉」(30代・男性・公務)
自分の行動をしっかり見た上での評価の言葉が多く挙げられています。また、自分が役に立っている・必要とされていることが分かる言葉や、感謝の言葉も。
具体的に何を言えば?という方に、ネットリサーチDIMSDRIVEが実施した『言われたら嬉しいほめ言葉』アンケート結果を併せて、紹介しましょう。
男女総合ランキング
1位 若々しい、若く見える
2位 かわいい
3位 頑張ったな・頑張ってるな
4位 やさしい
5位 きれいだ
6位 かっこいい
7位 ありがとう
8位 さすが
9位 気が利く
10位 すごい
男女ともに外見や性格、努力していることについて、ほめられる『うれしい』と感じるようです。
まとめ
相手との関係性や性別によっても、「ほめトークのポイント」は異なるでしょう。基本のスタンスとして、「あなたのことを気にかけています」、「期待してます」と感じとってもらえるような言葉を選ぶことがポイントなのかもしれません。
相手に対する気配りや愛情をカジュアルに表現するものとして「ほめことば」をもう一度考えてみれば、案外「すっ」と言葉にできるかもしれません。
withコロナによる仕事以外でコミュニケーションが不足し、どうも会社の雰囲気が良くないと感じたら、松岡修造から学ぶ「ほめる効果」を実践してはいかがでしょうか。
【参考】
※ 「食べて、飲んで、元気を。」松岡修造さんが日本に元気をお届け – PRTIMES
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