疲れた顔の男性を見て、女性は「気の毒に思う」という哀れみの感情とともに「要領が悪そう」というシビアな視線も同様に持ち合わせています。
仕事関係者がほぼ先輩方というのであれば、お疲れ顔でも目立たないと思いますが、若い世代が多い職場では、周りの女性たちの視線が痛いところです。
年の功による圧倒的な仕事のパフォーマンスで若い世代を凌駕できれば問題ありませんが、そこまでのやる気も自信もない・・という方におすすめするのが「メイク」です。
理由1:前向きになれる
「ホットペッパービューティーアカデミー」のメイクに関する意識調査によると、メイクを実施した人(男性)の6割前後が、「気持ちが前向きになった」と回答しています。
20代の若い世代は「自信がついた」、「仕事にプラスになった」、「周りから褒められた」などメイクをすることによって精神的にポジティブな影響があったと回答しています。
理由2:自己肯定感が高まる
実はすでに、心理学の分野では「メイクが感情をポジティブにすること」が明らかにされています。これらの研究はメイクが女性の習慣のため、被験者は女性ですが、上述のアンケート結果から、男性も同様にメイクの効果があると考えてもよいのではないでしょうか。
さらにメイクが喚起する感情は臨床場面においても注目されています。
例えば病状の回復期にメイクで外見を整えることの有効性や、うつ病や統合失調症、老人性認知症に見られる平板化した感情をメイクによって活性化させる試みなど、メイクによる多くの成果が報告されています。
理由3:褒められる
同アンケートによると、各年代で「女友達」や「男友達」、「仕事関係者」に褒められた経験を挙げています。
行き過ぎた化粧はまわりをドン引きさせますが、好印象のメイクであれば、女性にとって「メイク」という共通のテーマができるわけですから、さらにコミュニケーションが深まります。
一方若い世代も美容に興味が高く、理解のある世代です。お互いに美容について情報交換することで、より親密感が生まれ、全体としてチームワークが良くなる可能性があります。
まとめ
男性メイクと聞くと「女装家(コスプレ)」または「あっちの組合の人」と極端に考えてしまいがちですが、お肌を健康的に見せる程度のメイクであれば、だれでもすぐに出来ます。
落ち込んだ時にメイクをすることで、自分自身がポジティブになれるうえに、上手くいけば周りとのコミュニケーションツールになる可能性も。
男性は会社で「実績」や「数字」など機能的便益に偏りがちですが、「清潔感」や「フレッシュさ」などの情緒的便益で職場を明るい雰囲気にすることも一つの手です。
まずは休日にメイクをして、家族や友人の反応をうかがってみて、ポジティブな反応が得られたら、会社にも行ってみてはいかがでしょうか。
コスメ男子がメイクのお手本にしているのが、「よきき(YouTuber)」「髪西(YouTuber)」など『YouTuber』。この機会に一度見てみてください!
【参考】
※ 『男性メイクに関する意識調査』 – (株)リクルートライフスタイルホットペッパービューティー
アカ デミー
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